大学進学動機

 

 こんにちは。ドライヤーが壊れたので扇風機の風で髪を乾かした🍑です。代わりに昔使ってたドライヤーを引っ張り出してきて使ってみようと思ったのですが、なんかやばそうな音がしたので結局扇風機で乾かしました。ドライヤーがあることを当たり前のように思ってはいけないなと痛感しました。

 

 突然ですが、みなさんはなぜ大学に進学しましたか?「学びたい学問があったから」「大学にいかないと就職が厳しいと思ったから」「なんとなく」など、理由は人それぞれあると思います。古市(1993)は、大学生の大学進学動機を4つのカテゴリーに分けられると発表しました。

 

 1つめは、無目的・同調志向です。「周囲の人が進学するから」「家族が勧めたから」「みえで」「先生の助言があったから」「高卒が嫌だったから」など、自分の意思ではなく周りの人が言うから、周りの人も進学するから...というようなケースです。正直わたしもこれはちょっとあるかもしれません。周りが大学進学するの当たり前ってかんじだったので、わたしも当たり前のように受験しましたね。

 

 2つめは、亭楽志向です。「解放感を味わいたいから」「大学で遊びたいから」「異性の友人を見つけたいから」「大学への憧れから」など、社会人は嫌だもっと遊びたい、新しい出会いがほしいという大学にいく本来の目的であろう「勉強する」という目的ではないケースです。これは高校生時点ではまったく考えていませんでした。今思えば、大学は遊んでばっかりだったなと思いますし、高校まではほとんどいなかった異性の友人も何人かできたので、こういう考えで進学したいと思う気持ちもわからなくはないです。

 

 3つめは、勉学志向です。「専門的知識を習得したいから」「学問・研究がしたいから」「個性をみがきたいから」「広く教養を身につけたいから」「視野を広くしたいから」などの大学の本来の目的であろう勉学を目的としているケースです。わたしの大学進学動機もほぼこれですね。わたしは高校生までにやりたいことが見つからなかったので、大学でやりたいことを見つけたいと考えました。結局、今も見つかったのかどうなのかは微妙なんですけど...。

 

 4つめは、資格・就職志向です。「志望職業につきたいから」「資格を取得したいから」「就職に有利だから」などの、将来のキャリアのために大学に進学するというケースです。まぁこれもちょっとありますね。今の時代、大学卒業しないと就職厳しいんじゃないか、と。大学の間にすごい資格(TOEIC高得点とか)取ろうと思ってたのに、結局秘書検定しか取ってないなぁ...。

 

 古市(1993)は、岡山大学1,2年生男女1103名を対象に、大学進学動機と価値意識(何が正しいのか、どういう考えが好ましいのか等)を調査し、2点に関係性があるのかどうかを示しました。結果として、学部により学生の大学進学動機は異なるが、その進学動機を規定するものとして価値意識が深く関わっていることが示唆されたと述べています。ただし、亭楽志向については学部・性・価値意識に関係なく、その傾向が強いことが明らかにされました。大学で遊びたいからという動機で進学するひとは、どの学部にも少なからずいたということですね。

 

 まぁ大学進学動機がどんな動機であろうと、その人の人生はその人のものですからね。どんな動機でも良いと思います。自分の人生は自分が主人公なんだから、自分のやりたいようにすればいいのです。

 

 だいぶ話が変わってしまいましたが、なんで大学に進学したんだろう?と考えることは、自分の人生を振り返るきっかけになると思うので、みなさんもぜひ考えてみてください。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 


☆参考文献

古市裕一(1993)「大学生の大学進学動機と価値意識」CAREER GUIDANCE STUDY 1993 No .14