エリックカールについて

 こんばんは🌛皆さんは、エリック・カールさんという絵本作家さんを知っていますか?私は今授業で、彼の作品の『はらぺこあおむし』についてプチ研究しています✏
知れば知るほどすごく素敵な方なので皆さんにも紹介したいと思います☺
 
 私は、まず彼のシリーズ作品を5冊読みました。読んで気づいたことは①物語が単調であり最後にオチがある②ところどころに仕掛けがあるということです。大人の視点の私には、この二つの特徴は、なんでこんなのがあるのかなぐらいしか思わなかったです。

 だから、なぜエリック・カールは、この2つの共通点を持つ絵本を作ったのか疑問に思ったので、エリック・カールの人物像や、制作の意図について調べてみました。
エリック・カールは、小さい時から、絵を描くのが、大好きで画家になることは、こどもの頃からの夢でした。えんぴつが紙にふれるときの感触とか、スケッチブックにクレヨンで星の形を描くこと、明るく色鮮やかな絵の具を筆にとることが大好きな人です。そしてこのことからエリック・カールは、人の子供の時の感覚を大切にしている画家であるということが言えます。そして言えることは、②ところどころにある仕掛けにつながるものだと思います。保育園でバイトをしていて、0、1歳の言葉を話さないこどもと意思疎通をとるとき、慣れない私はよく絵本を使って意思疎通を取ります。その時にエリック・カール作品のようなところどころに仕掛けがあるとこどもはとても興味を示します。エリック・カール作品は、非常にそのことをついているなと思いました。
 また、エリック・カール作品は、たいてい32ページで作られていることを知りました。その32ページの中で細心の注意をはらってどのように絵を置くか、アイデアや表現をどのように展開していくか、物語をどう終わらせるかを考えるそうです。また、はらぺこあおむしは、単調なストーリーだけど、毎日ご飯を食べることの大切さなどのメッセージが込められていてこどもにもとても大切なことだけど大人になったときにもとても響くメッセージだなと思いました。私はそこに児童文学の良さを感じるし、大人になって迷ったときにそのメッセージを簡単に整理するように見せている絵本の魅力を大人になって改めて感じました。
私の卒論のテーマで成功者には、自分を見出してくれる人がいるのかというのを調べるというのを、この前のテーマ発表にも書いていたのですがエリックカールにも実際そのような人がいました。ビルマーティンという人で広告代理店のアートディレクターとして働いたときにカールの手がけたある広告のデザインが、目に留まりそれがきっかけで絵本作りをするようになって世界的に有名な絵本作家になったそうです。動いていれば必ず見ている人は、いるんだなと思いました。
彼の人物像や作品を調べることは非常にいい経験になったし、これからの自分の将来のことを考えるいい参考になりました。また世界には、こんな素敵な人がいて自分の視野を広げるいい経験になったなと思いました。これからは、仕事を通してもだし、ゼミでももっといろんな人と話せたらいいなと思いました。立石 早規