コロナ下におけるエンタメの楽しみ方

こんにちは、松本沙希です。

 今回はコロナ下における舞台やミュージカルの楽しみ方について考えます。皆さんは舞台やミュージカルを観に行ったことはありますか?私は劇団四季のような有名な劇団から2.5次元のミュージカルまでいろいろ観に行きます。5月には某2.5次元ミュージカルのチケットも取っていたのですが、コロナの影響で中止になってしまいました。しかし、そこで運営が神対応をしてくださり過去の上演作品のYouTube配信がありました。私は一度会場で観たことのある演目だったのですが結構楽しかったです。でもやっぱり現地で観るのとは少し違います。現地の方がもっと楽しいです。同じ役者、同じセリフ、同じ動きなのになぜ感じ方が違うのでしょうか。

 

 これを考えていた時に去年授業で学んだ「アウラ」という言葉を思い出しました。アウラとは技術の発展によって芸術作品が複製出来るようになったことで、オリジナルの作品から失われる「今この瞬間」の権威のことです。要はこれまでコンサートでしか聞けなかった曲がCDの登場したことによりいつでも聞けるようになった(=一回性が失われた)的なことです。

 

 YouTube配信はアーカイブも残っており、一回性が失われているから心の底から楽しめなかったのかもしれません。では、このアウラを失わないようにwithコロナに対応するためにはどうしたらいいのでしょう。

 

 私なりに3つのアイデアを考えてみました。

①絶対に録画出来ないシステムを作る。

一回性が大切なら絶対に録画出来ないようにするのは効果的だと思うのですが、これはほぼ不可能でしょうね。お金もかかりますし。

②各座席に固定カメラを置いて抽選する。

舞台の一回性って席がどこかも大きいと思うのです。やっぱり前の方の席が当たれば嬉しいですし、私の席・視点だから見える演者の動きとかあると思います。それを味わうために各座席に固定カメラを置いて抽選するとかどうでしょう。めっちゃカメラ必要になるし難しいですかねぇ。

③抽選プレゼントを用意する。

私がよく行くミュージカルでは席によって抽選で生写真プレゼントとかあるんですけど、リモートでもこういうのがあれば面白いなと思いました。その公演を見たからこそもらえる特典なので一回性は演出出来るような気がします。

 

 いずれもコストかかりそうなので実現は難しいかもしれませんが、上手いことwithコロナしてエンタメも楽しみたいですね。

 

連投失礼しました。


《参考》

アウラ | 現代美術用語辞典ver.2.0