白肌になりたい日本人

こんにちは。中西です。

今回は白肌について書きたいと思います。

 

少し前に話題になったジョンソンエンドジョンソンの美白化粧品が販売中止になったというニュースがありましたよね。たしかに差別につながってしまうこともあるかもしれません。そもそもなぜ女性は白肌を求めるのでしょうか?

 

結構前のブログで、江戸時代の美人についての記事を書きました。江戸時代から日本の白肌ブームがありました。白い肌こそが女性らしさを表現でき、好まれるものでした。

ですが1960年代、山や海に行って日焼けをした肌のほうが健康的で好印象だという時期がありました。化粧品会社も夏になると小麦色の肌を推奨するような時代があったそう。白い肌をわざわざ焼いていたらしい…リゾート地やビーチで肌を焼くということがスペック化しつつあったらしい。しかし、1980年代後半、オゾン層の破壊により地球上に降り注ぐ紫外線の有害性が指摘されるようになると、一転して化粧品会社は紫外線から肌を守る方向にシフトし始めるようになります。紫外線こそがシミやシワ、老化の大敵だとわかったからです。もし技術や研究の進歩せず、このことが発覚していなかったらまだ日本に小麦肌ブームがあったのでしょうか‥化粧品会社に乗せられてる感も無きにしも非ずと感じました。

肌の色から伝わる印象はどんなものですか?色白=外に出ていない=おしとやか、女性らいい、色黒=元気、よく遊ぶ、活発など…大体の方がこういった印象をもつのではないでしょうか。(ここでは黒人の方の話を挙げているのではありません、日本のギャルや某人気ダンスグループ等で見られる色黒のこと。)人の印象は見た目でほとんど決まるといわれていますが、パッと見たときに肌の色は強く印象に残るものだと思います。

日本で大流行中の”韓国風””中国風”のスタイルは白肌のものが多く、日本で流行っているメイクなども同じです。その中でも「ギャル」文化が根強く残っているのも、日本のちょっと変わった(?)文化だなと感じました。