頭に来てもアホとは戦うな!

 こんにちは。本のにおいが大好きな、もも🍑です。図書館とかブックカフェとか天国です。


 先日、お気に入りのブックカフェに行き『頭に来てもアホとは戦うな!』という本を読みました。バイトでイライラした帰り道に寄った本屋さんでこの本が目に入り、"アホ"にイライラしてる今(アホが誰を指しているかはご想像にお任せします)、すげー読みたい!ってなりました。主にアホの対処法、アホとのうまい付き合い方を解説しています。相手のことを常に"アホ"と表現しているのが面白くてスカッとします。

 

 この本でいう「アホ」とは、戦ったり悩んだりするに値しない人たち・不条理なことをしてくる人たち・人を陥れて自分の価値を上げようとする人たち・ストーカーのようにまとわりついてくる人たちなどを定義としています。平たくいえば、自分を振り回してくる他人全般というような使われ方をしています。では、上記のような人たちはなぜこちらに構ってくるのでしょうか。本当に嫌いなら関わってこなければいいのに、わざわざ構ってくる理由は何なのか。このことを疑問に思い調べてみたところ、上記のような特徴がある人たちは、心理学的にはこちらのことを好いている、嫌いであっても「嫌い」というような強い関心を持っているそうです。好きの反対は嫌いではなく無関心だとよく言いますしね。つまり、こちらに関心があるから構ってくる...こちらとしては迷惑な話だと思ってしまいますね〜。

 

 この本は、著者がアホと関わったことでの失敗談的な語り口で書き進められており、自分の経験とも当てはめやすかったので非常に読みやすかったです。著者は、「わざわざ他人の足を引っ張ることだけを考えて生きているアホの相手はしなくてもいい」と言い切っています。しかし、それをわかったうえでもアホの相手をしなければいけない瞬間はあり、それについて本書では「アホを相手にするのではなく下手に出て相手の機嫌を取って、こちらの味方に引き込んでしまえばいい」と解説しています。この点が特に、面白いし参考になると感じました。この他にも、なるほど!と思えるアホとの付き合い方が解説されていて勉強になるので、気になる方はぜひ読んでみてください。