地方自治体について

こんばんは🌛立石早規です!私は、観光地域事業論での発見について書きたいと思います。その発見とは、日本の食料自給率の低下の原因が農家の高齢化であり、後継者がいないということです。このことは、日本の地方の過疎化にもつながります。また地方の過疎化が進んでいるのにも関わらず、それを何とかしようとしない地方自治体のことなかれ主義の組織形態があることも大きな発見でした。それまで私は日本の農産輸出が低い原因は、日本の国土が狭いことが原因だと思っていました。だから、食料を大国からの輸入に頼ることはしょうがないことだと思い込んでいました。しかし、この授業で日本の九州ぐらいの面積しかないオランダの農産輸出の世界ランキングが5位と知って(日本は47位)とても印象的で大きな発見でした。

このことからなぜ地方自治体には、事なかれ主義のような考え方が組織の中で漂うのか疑問に思ったので、一般企業と地方自治体の違いについて調べてみました。それによると自治体の組織文化は、企業と比べ、派閥や情実、年功序列という個人の能力や達成とは関係のない属性で評価がされていることが多く、規範的な仕事を非効率的であっても異議申し立てることなく毎日こなすべきという認知で仕事をしているひとが多いそうです。その場の雰囲気と違うことをみんなの前で言うだけでも大変なことなのにそれが正しく評価されず、どちらかというと自分の出世にマイナスに働く可能性が高いから現状維持を選択している人が多いんだろうなと思いました。

また、自治体の意思決定方式である稟議制という方式が、地域の人が本当にしてほしいことを自治体がしていない原因があるそうです。稟議制という方式は実務を担当する下の役人が作成した文書が、様々な関係者(上司)の印鑑を押されながら最終的に決定者(大臣や局長など)まで届く制度のことを言うそうです。この制度の問題点は、現場で実際に問題を感じている役人が市長に実際に話すことができないということです。本当に感じて思いがある人が説得しようとおもって話すのとそうでない人が話すのとでは聞く人の感じ方が全然違うと思います。何事も気持ちが大切ですね。

この日の授業の題材は、石川県羽咋(はくい)市神子原という限界集落を常識破りの行動力で立て直した異端公務員高野誠鮮(たかのじょうせん)さんのお話でした。高野さんという人物について「公務員としては異端であるがビジネスマンとしては一般的」という人もいて人物の把握って本当にその組織や人によって違うものなんだなと思いました。このことから自分が組織に属していて感じて考えたことを、組織の雰囲気と違ったとしてもしっかりいうことはどんどんしていくべきなんだなと思いました。自分が感じて考えたことを組織の雰囲気と違ってもしっかり人に伝えることは、自分の幸福感や自己実現にもつながることだとおもうのでこのことは自分を保つためにもしっかりこれからもしていかなくてはいけないなと実感しました。