今ある慣習って割と最近に出来たものだったりするよね、という話

こんばんは。最近、寒い日が続いていますね。末端冷え症なので爪先用のカイロが手放せない高橋です。カイロ作った人天才やと思うんよ。

 

さて、本題に入ります。今回は、「何故リクルートスーツは黒なのか?」ということについて考えていきます。なんで黒なんでしょうね。いつからみんな黒のスーツを選ぶようになったのでしょうか?

今の世代が黒を選ぶ理由は、これまでの流れ的に黒のスーツを着る人が多いということがわかっているからだと思います。その流れを作ったのは何なのでしょうか。

その理由は、なんと、サイトによってまちまちでした。本来、リクルートスーツに明確な定義はなく、黒、濃紺、グレーがメインだそうです。しかも、1990年代では濃紺かダークグレーが最も主流で、黒が主流になったのは2000年代に入ってからなのでした。何故主流な色が変わったのか、についてはいろんな説があります。

 

①冠婚葬祭にも使えるから

もし、冠婚葬祭の場に出席しなければならなくなった時、社会人なので、学生服を着ることができません。そんな時に黒のスーツであれば、礼服の代用として着用することができます。社会人になりたての頃はお金に余裕がある人も少ないことと、2000年代初頭の就職氷河期の経済事情が関係して、就活の際に黒色のスーツが主流となったという説です。

②ファッションとしての流行によるもの

2000年代初頭、「ディオール」や「プラダ」といったモードブランドから細身のブラックスーツの着こなしが多く登場しました。そのため、黒のスーツ=冠婚葬祭というイメージから、かっこいい、お洒落というイメージに変わり、紳士服店にもビジネス用のブラックスーツを求める声が増え、就活生にも黒のスーツが多く着用されるようになったという説です。

③景気が反映されたから

景気が悪くなると、暗い色が流行るという傾向があります。そのため、社会人の間で黒色が主流となり、その流れがリクルートスーツにも反映されたという説です。

 以上の3つの説が、リクルートスーツに黒色が多い理由でした。

①と③はなんだか悲しい理由なので、②がいいなと思いますが、実際は①〜③が絡み合った結果が今の状態なのでしょうね。

 

ここでまた一つ思うことがあります。最近の就活生、男性と女性でスーツの色のバリエーションに差がないか?と。会社説明会に参加していると、女性はほぼほぼ黒一色なのに対して、男性は黒や濃紺、ダークグレーなどカラフルです。時々、柄ありの人も見かけます。

私はこの違いの理由は、社会人になったときに男性は就活中に着用していたスーツを着るのに対して、女性は社会人になったときに新しく買うからだと考えました。就活でオフィス街を歩くとき、男性は黒や濃紺など、就活生と同じようなスーツを着ているのに対し、女性はオフィスカジュアルな私服の人、特にジャケットは羽織るけど中は私服の人が多かったからです。

また、だから男性は就活中も2、3着スーツを購入するのだと思いました。就活で知り合った方は黒と紺を柄ありとなしで計4着持っていると言っていました。一方、女性は1着または2着くらいしか持っていませんよね。私も、黒と紺の2着です。皆さんは何着持っていますか?

 

今回はここまでにします。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

高橋でした🐾