風船が消えた
こんにちは( ・∇・)新聞で見つけた記事を紹介します。
風船や病院のMRIなどに欠かせない「ヘリウムガス」が世界的な供給不足に陥っています。ヘリウムは大半が米国が産出しており、自国での消費を優先したことで、価格が高騰して日本への輸入が激減しました。
東京ディズニーランドでは10月にキャラクターをかたどった風船が消えてしまいました。風船を浮かすヘリウムの在庫が無くなってしまったためです。運営するオリエンタルランドの広報担当者は「毎月入手できた分だけ販売しており、(底をつくと)月に数日間、風船の販売を中止している」と語りました。
ヘリウムは大半は病院のMRIや半導体に使われており、日本は100%輸入していて、6割強を米国に頼ってきました。しかし、米国から日本への輸入量はここ10年で半減、価格は2.3倍になりました。
国内では病院などに優先的に供給されていますがJAXAのグループは今年度、計画した6回の実験が1回しか行えなかったそうです。
国内で販売されるヘリウムの4分の3は回収されずに大気放出されています。そこで東京大物性研究所は10月、使い終わって気体になったヘリウムを他機関から受け入れ、冷やし直して液体にリサイクルする事業を始めました。
ヘリウムは病院では欠かせないし、ヘリウムを使う実験や研究にも影響が出ているので、ヘリウムのリサイクルや備蓄を進めて、早めに対策をとっていく必要があると思いました。
2019年12月31日 朝日新聞 (石倉徹也)
岡本美結(・ω・)ノ