平安美人

こんにちは。中西です。

 

ふと思ったことがあるのですが、歴史や国語の教科書などに平安時代の絵などがよく載っていると思うのですが(例えば見返り美人の絵だったり…)、あれを見て「うわあ!めっちゃ美人だな!」と思ったことある人は居ますか?

現代の美人の要素、条件といえば 目鼻立ちがくっきり、顔がシュッとしている等ですよね。教科書に載っている女性とは180度違うような…。

平安時代では、美人の条件として

①白い肌

②ふっくらした頬(ふくよか)

③長くツヤのある黒髪

だったそうです。貴族の女性は外に顔を出すことがほとんどなかった為、男性らは垣の間から覗いたりしてたようです。今のように電気が通っている訳では無いので、屋敷は暗く 中はあまり見えなかったそうですが、暗がりでも見えるよう 白粉や引眉などの、はっきりとわかりやすく艶かしいメイクを当時の女性らはしていたようです。(好まれてもいたようです)

また当時は顔の要素と同じくらい重要視されていたのが「教養」です。平安時代の美人として有名なのが小野小町ですが、小野小町肖像画等があまり残っておらず、どのような女性だったのかは不明です。ですが、残された逸話などから彼女はモテていたらしいです…!紀貫之が、古今和歌集の序文に「近き世にその名きこえたる人」として六歌仙の一人にあげるくらいですから、相当な知性を備えた女性であったことがわかります。教養で男のハートを射ていたんでしょうね…。

 

ここで振り返ってみると 現代の「美人」とかなり違っているのがわかりますね。色白が好まれるのは今もそうかな…と思いますが、白さレベルが違うような(笑)ファッションは10年に一周するなんて言われていますが(レトロな服が流行ったり…アメカジか復活したり…)、化粧は過去に遡ることはなさそうです。むしろどんどん新しいのが出て進化してますね💄

 

台湾izmー「美人の基準が面白い!時代が変わっても人は変わらず」https://taiwanizm.com/2018/05/24/woman/