日本人はなぜCDを買うのか

こんにちは松本沙希です。
みなさんはCDって買いますか?最近は世界的にCDが売れなくなっているようで、2017年にはストリーミング売り上げがパッケージ売り上げを上回りました。しかしそんな中日本はCDが売れる国なんだそうです。なぜ日本人はCDを買うのでしょうか?


日本の音楽業界は1998年をピークにそこから低落傾向にあり、2011年には音楽CD生産金額がピーク時の半分ほどにまで減少しています。しかし、2012年に入ると生産金額は1998年以来 14 年ぶりに前年比増を記録しました。2012年の年間シングルCDランキングを見ると上位20位までをすべてアイドルが占めており、要因はAKB48やジャニーズなどのアイドルの活躍にあると考えられます。

 

今回は特にAKB48グループのCD販売戦略について調べてみました。AKB48には、一般的にAKB商法と呼ばれている特徴的なCD販売戦略があります。主に、CDに選抜総選挙投票権などの様々な特典を付随させて販売するという手法です。投票券や生写真等をCD一枚あたりにひとつ付けて、さらに生写真はランダムで各メンバーの写真が当たるようにします。そのため個人的に推しているメンバー、いわゆる「推しメン」の生写真が当たるまでCDを購入するファンや、押しメンの選抜総選挙における順位を上げようとして複数枚CDを購入し、一人で複数票投票するファンも現れています。このような音楽に付加価値をつけて販売するCD販売戦略が効果的に働き、近年の爆発的なCD売上につながったと考えられます。秋元康はすごいですね。

 

今回日本の音楽業界について少し調べてみて、やっぱり経済を回しているのはオタクなんだなと思いました。

 

参考
「The Record」 6月号
http://www.riaj.or.jp/riaj/open/open-record!file?fid=1638

AKB商法から学ぶビジネスモデル
https://business-move.net/business-model/akb/