ニコニコ動画とYouTube

 現在のニコニコ動画に対して「あの頃は良かった」といった言葉がよく見かけられます。皆さんはおそらく、”あの頃”に該当する当時は中学生だったのではないでしょうか。実は、その頃のニコニコ動画は今と違ってまだ名も無いクリエイターが集い、その方々を応援する人々が集うような、何をしても”またアホなことしているなぁ”と一言で許されるような、そんなコミュニティーでした。

 

 おそらく、皆さんは名前は聞いたことがあっても実際に利用したことは少ないであろうニコニコ動画。実は昔は和気藹々していたんです。しかし、そんなニコニコ動画はすっかり衰退してしまいました。それもかなり著しく。私が高校生の時に衰退が加速してしまい、改めてどうしてだ、と知りたくなり調べたのでブログにしました☺︎調べているとYouTubeと比較する方が分かりやすいと感じたため比較しながら説明します。

 

 ニコニコ動画は”オタク”が観ている。そう思う人は少なくないと思います。しかしながら、実際は動画サイトが少ない当時の「居場所のない人々が集う」そんな場所を提供する人が集まるサイトでした。つまり、クリエイターがニコニコ動画を盛り上げていたのでした。ドワンゴでも、視聴者でもなく、クリエイターが活動してこそ成り立つサイトだったのです。そんなニコニコ動画はいつしか主役を見失ってしまいます。ニコニコ動画には”一般会員”と”プレミアム会員”が存在します。もちろん、企業側はプレミアム会員を増やそうと様々な差別化をはかります。一般会員は生放送が見られなかったり動画の画質が悪い、生放送のアーカイブが見られない、フォロー数の制限などその他様々な不便があります。また、クリエイターはニコニコ動画からチャンネルを持つのに敷居が高く、登録者の数に応じて生放送の閲覧枠が決まっています。クリエイターはお金にならずともユーザーの集うための居場所を提供しているのにも関わらず、ニコニコ動画はクリエイターを軽視していたのです。サイトを作り上げているクリエイターを見たくてもみることのできないユーザーが増え、見て欲しいクリエイターは制限のない他の動画サイトに移ります。その遷移先がYouTubeやオープンレックです。

 

 YouTubeは日本では遅くに参入してきましたが、ニコニコ動画と異なってクリエイターに対する待遇がとても良かったのです。チャンネルの作りやすさ、動画の投稿しやすさ、人も目に触れることの多いシステム、などニコニコ動画とは異なり遥かに利用しやすかったのでした。また、ニコニコ動画はお金にならない動画をクリエイターは投稿していましたが、YouTubeの還元率は格段に良いと言われています。まさに「好きなことで生きていく」ですね。

 

 しかし、今やYouTubeではクリエイターが増えていて蔓延しており新しいクリエイターがなかなか人気になれない、参入しづらいといったことになっています。ニコニコ動画では1日ごとにカテゴリー別にUpされた動画に順位がつき、一度高い順位をとったクリエイターはその後も注目されます。一方YouTubeではよくわからないシステムで15分ごとの更新がある急上昇というランキングしかなく、たくさんの人に知ってもらえる機会がないと言われています。クリエイターが増えたYouTubeも。今後どのような対策が誕生するか楽しみですね☺️

 

 ニコニコ動画はもう再起不可と言われていますが、インターネットが発達している今、どのサイトがヒットするかわからないですね。皆さんもこのサイトのシステムがすごい!といったものがあれば教えていただけるとありがたいです。以上、ニコニコ動画YouTubeについてでした🌼最後まで読んでいただいてありがとうございました。

(ちなみに。私が聞いた意見では、ニコニコ動画ではゲームなど同じタイトルが被ってしまうとNGといった風潮がありましたが、YouTubeでは逆に有名クリエイターの行っていることと似ていることを被せていくと関連動画に乗ることが増えるので有名になりやすい、ということを聞きました☺︎面白いですね☺︎)

 

🍣稲荷でした🍣