あかちゃんの好きな色

こんばんは🌛

 こないだフラーっと本屋さんの絵本コーナーにいったらあかちゃんの好きな色について書かれている新聞記事を見つけました。卒論テーマを母子関係についてと思っているのと、ゼミで、人の視点を分析するということを学んだ私にとってとても興味深い記事でした。

 それによると、赤ちゃんの好みに寄り添った絵本を作ろうと、東京大の研究所「あかちゃんラボ」が赤ちゃんの好きな絵を実験で割り出し、キャラクターとして登場させた絵本を作ったそうです。実験では、親が好む絵と赤ちゃんが選ぶ絵は、異なっており、「赤ちゃん目線」の絵本はこどもが見つめる時間も長いといった効果があったそうです。

 チームは生後8か月から13か月の赤ちゃん約20人とその親に、複数の絵を同時に見せて、どれを長く見つめるか調べる実験を行い、赤ちゃん好みのキャラクターを分析しました。例えば、親子に手品師のキャラクターを4種類見せ、どれを選ぶか調べたところ、ほとんどの親は人の手品師を選んだのに対し、赤ちゃんはクマのキャラクターを選んだそうです。人の手品師は赤ちゃんの注視時間が最も短く、人気がなかったそうです。また、赤ちゃんの視線がもっとも釘付けになったのは、目玉のように見えるキャラクターだったそうです。東大の開一夫教授(認知科学)は「赤ちゃんは色の明暗が強い絵を好むとされていましたが、人気の高い熊の絵はくすんでいるなどの違いがあった。赤ちゃんの好みは、大人が考えるほど単純でないことがわかった」と話しているそうです。

 この記事を知って思ったことは、絵本一つ作るのにもデータや研究が基になっているだなと思いました。データや研究などに慣れていることは、これから大切なんだろうなと思ったし、卒論頑張ろうと思いました。