ロックの目標設定理論 ⑴
こんにちは。家に引きこもって10日ほど経つ、もも🍑です。やることは山ほどあるのにもかかわらず毎日家でだらだらしてしまいがちなので、1日で最低1つは何かしよう!という目標を立てています。
そこで今回は、目標設定をしている私にとって参考になり、私が卒業研究で扱うワークモチベーションの中で代表的な理論でもある、ロックの目標設定理論について紹介します。
目標設定理論とは、目標が行為のレベルにどのように影響を与えるか、そのプロセスを明らかにしようとする理論です。1968年にアメリカの心理学者ロックが提唱しました。
参照:LEARN TERN (https://learn-tern.com/goal-setting-theory/)
目標設定理論は、「目標のコア」「媒介変数」「メカニズム」「パフォーマンス他」の4つの要素で構成されています。
①目標のコア
目標のコアとは、目標自体の性質を表すものです。抽象的な目標より具体的な目標の方が行動がより方向づけられ、簡単な目標より困難な目標の方が行動を活性化させられ、パフォーマンスを高めます。つまり、できるだけ困難で具体的な目標を設定しましょうということです。
②媒介変数
媒介変数とは、目標の複雑さ・フィードバックです。目標の複雑さはバランスが大事です。一般的に複雑になればなるほど、より能力・スキルが必要となってきます。あまりにも複雑になってしまうと負担になり、単純すぎると意欲が低下してしまいます。また、目標の効果を発揮するために目標に対する進捗、目標とのズレの察知ができているかのフィードバックをします。
③メカニズム
メカニズムは、努力・粘り強さ・選択・方向づけなどです。目標達成に向けた行動のためには、行為者の努力や選択なども重要です。
④パフォーマンス
パフォーマンスは、「生産性」と「コスト改善」です。目標によって、生産性が向上しコスト改善意識がつくのです。
目標設定理論は、以上の4つの要素から構成されています。
目標を立ててもうまくいかない場合は、4つの要素のうちどこかに問題があると考えられます。そのため、目標が達成できないときはその目標と目標設定理論を照らし合わせ、4つの要素のうちどの要素に問題があるのかを確かめると良いでしょう。
次回は、目標のコアに問題がある場合、媒介変数に問題がある場合... など解決法を紹介したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(。ᵕᴗᵕ。)
参考文献
リーダーシップインサイト(https://leadershipinsight.jp/explandict/目標設定理論%E3%80%80goal-setting-theory)2020年4月19日閲覧
LEARN TERN(https://learn-tern.com/goal-setting-theory/)2020年4月19日閲覧