写真と動画

こんにちは。中西です。皆さんはtik tokというアプリをご存じですか?私は最近男友達が(笑)ティックトッカ―(笑)デビューしたので、アプリ自体結構前に削除していましたが、再インストールしてばれないようにこっそりフォローし始めました。そんな予兆もないような人だったので正直めちゃめちゃ面白いです。

 

今までのブログでは写真の「盛り」について書いてきましたが今回はtik tokのような動画についてです。

自撮り写真が普及し始め、ある時「顔を認識してキャラクター化できる」機能が出来ました。このブームの発端としてカメラアプリ「SNOW」があげられます。SNOWは2015年、韓国のCamp Mobile Corporateが公開し、韓国のみならず日本でも大流行したアプリです。主な内容としては、顔を自動認識し、顔を変形、動物の耳や鼻をつけたり、メイクをしたりすることのできる機能があり、年々このフィルターや音楽エフェクトのついた機能が増えていっており、いまだ衰えることはありません。(他カメラアプリの参入によりSNOW利用者が分散していることはあるかもしれないが)また、動画を撮ることが出来るため、顔を動かしても動物の耳や鼻がくっついてきて、びっくりした経験をしたことがある女子は少なくないはず。

この動画機能を一躍伸ばしたのが「あっちのくまも、こっちのくまも正直戦力外。なんでもするからボクにクッキーくださ~い」のセリフで有名な動画。皆くまのエフェクトをつけ、セリフに合わせて動画を撮ってSNSへ投稿。これから「音に合わせて動画を撮る」ブームの発端だったのかもしれません。

このブームにもっと大きな火をつけた役割を果たしたのが、人気アプリ「tik tok」です。tik tokは2016年に中国のBytedance社が公開し、全世界で流行、今では人気歌手やお笑い芸人などの公式アカウントも多数あり、ツイッターやインスタげラムに加わる新たなSNSツールの一つを担っています。tik tokのアプリが他の自撮りアプリと違う点は、アプリ内で簡単に動画編集を行うことが出来る、顔の自動認識を活用した機能(顔を動かすゲームや、顔だけズーム機能など)、他ユーザーの投稿した曲を使うことが出来たりコラボ機能がある点。小さな子でも簡単にできることから小学生ティックトッカ―もいるくらい。色々な機能があるにもかかわらず、「盛る」フィルターに抜かりなく、様々なフィルターやスタンプで「盛り」もしっかり忘れず…。写真だと「おい!加工だろ~~?」と煽られることがありますが動画までこの抜かりのなさ、尊敬します。開発した人。

 

ここまで書いていてふと思ったのですが、アメリカなどの欧米の人はあまり盛る文化がないですよね~。tik tokでもゴリゴリにフィルター使うというよりは普通のカメラで撮っているような。インスタグラムなどでも肌の補正程度の加工のような気がします。やはり骨格などによって加工の不必要とかは決まってくるのかなあと感じます。日本で人気の自撮りアプリは韓国、中国が制作したものが多いですし、アジア特有の平たい顔族(テルマエ・ロマエ…)共通の業だなと感じました。

 

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「『盛り』の誕生 女の子のテクノロジーが生んだ日本の美意識」(2019) 久保友香

SNOW Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/SNOW_(%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3))