学習動機の二要因モデル

こんにちは。きょうのゼミで、みんな卒論めっちゃやってるなぁ、わたしもやらなあかんなぁ、とおもいました、🍑です。さっそく論文を漁っていたところ、「学習動機の二要因モデル」というものを見つけました。

 

 「何のために勉強をするのか?」...学習する理由、学習動機は人によってそれぞれです。この学習動機に関する研究は盛んに行われていて、その中の1つに「学習動機の二要因モデル」というものがあります。

 

 学習動機の二要因モデルは、市川(1995)によって提唱されました。このモデルでは、学習動機を「学習内容の重要性」「学習の功利性(賞罰の直接性)」の2軸で分類し、全部で6パターンの志向を導き出しました。

 

 6つの志向とは、充実・訓練・実用・関係・自尊・報酬です。
 充実志向とは、学習そのものが楽しいためそれを動機として学習することです。訓練志向とは、頭の働きを鍛えることが、実用志向では日常のあるいは将来の仕事や生活に役立たせることが学習動機となっていることを示します。関係志向とは、周囲の知人の学習に同調あるいは巻き込まれることが学習動機になっていること、自尊志向とは、学習することによって得られる自尊感情のために学習が動機づけられること、報酬志向とは、現実的な利害を求めることが動機になっていることをさします。

 

 市川(1995)は36の質問項目を作成し、高校生の学習動機についてこの二要因モデルを提唱しています。また、平山祐一郎・平山祥子(2001)、小野(2019)は大学生の学習動機をはかる調査において、この質問項目を使用しています。なので、わたしも市川さんの質問項目を使用して大学生にアンケートを取り、大学生の学習動機をはかろうかなと考えています。そして+‪αでオリジナルの研究をしていこう、、と思っています。

 

 言うてる間にもう7月ですし、卒業研究少しでも進めないといけないなと思っています。がんばります。。

 


★参考文献

 

市川伸一(1995) 学習動機の構造と学習観との関連 日本教育心理学会第37回総会発表論文集,p.177

 

平山祐一郎・平山祥子(2001) 大学生における学習動機の2要因モデルの検討 東京家政大学研究紀要 1 人文社会科学,41,101-105,

 

小野 洋平(2019) 現代大学生の学習動機と学習に対する態度 駒澤大学心理学論集,2019,第21号,31-37