盛りに対する男女差・地域差

こんにちは。中西です。ゼミブログ書いて無さすぎてあと何回書けば良いのか分かってません。今たまたまバイトの時間を勘違いしていて暇なので書きたいと思います。

 

卒論の為に参考になりそうな文献を読みました。

「自撮りの写真の目にどれだけ盛れば魅力は下がるのかー『盛る』感性の性差・地域差の検討ー」(2018) この文献の調査方法としては、20代女子学生20人の平均顔を作成し、その顔を元に盛りの度合いを変えた写真を並べて魅力度の調査をするというものです。

この文献を読む前に私が予想したとこは、地域差は特にないのではないかと予想しました。何故なら今はほとんどの若者がSNSを使用し、日本どこに居ても情報や流行りに差はないと感じたからです。男女差については大きく差があるように感じました。よく「女子ウケ」「男子ウケ」という言葉を耳にします。簡単に言うと(私の主観かもしれないとすけど)「女子ウケ」は女子が憧れる、かっこいい女性・真似したくなる美しさみたいなイメージ。「男子ウケ」は、守ってあげたくなるような可愛らしい・女の子らしい清純さ、のようなイメージがあります。それは化粧や盛りにも通ずることでは無いかと感じたから、男女差については差が生まれるのではと予想しました。

文献の調査では、青山、筑波の学生にアンケートを行い、「目の大きさ」「まつ毛の量」「涙袋の大きさ」「黒目に映る光の量」など、「目」にポイントを置き調査。盛りの度合いがいちばん低いものを1ポイント、上限5ポイントとしてポイント換算します。

結果としては、男女差、地域差ともに大きなポイント差というものはありませんでした。青山の学生のほうが筑波の学生に比べると全体的にポイントが少し高い(ほんとに少し)・女性のほうが「目の大きさ」に対するポイントが少し高いくらいで(ほんとに少し)、顕著に差が現れる訳ではありませんでした。

この結果から、多少の差ではあるけれど、女性はやはり目が大きいことを評価し、好む傾向があるのだなと感じました。つけまやアイプチ、カラコンなどの化粧品はこの傾向から生まれてきた産物だと思います。また、本文にも少し書かれていましたが、日本の漫画やアニメのキャラクターは顔に対して目の大きさが大きく、ゆるキャラなどの目の大きい「ゆるさ」が感じられるキャラクターが人気になっている傾向が見られます。このことも関係してくるのではないかと感じました。これは日本特有の感性なのかなあ、と感じます。

面白い文献でした。考察にも書いてありましたが、20代だけでなく10代とも比べたらもっと面白くなるのではないかなと感じました。SNSで「いやこれは加工しすぎだろw」となる境界線って一体どこなんでしょうね。私は物が変に曲がってたり髪の毛がかくんと曲がってたりすると、ああ…となります。