中絶問題における女性の権利③

こんにちは、松本沙希です。

前回、前々回の続きです。今回はその妊娠葛藤相談を日本に応用する際のポイントについて考えてみます。

 

 日本とドイツでは社会や文化が全然違いますからドイツの施策をそのまま導入するわけにもいかず、少し形を変える必要があるように思います。ここでは私なりに考えた2つのアイデアを提案します。

 

①電話だけでなくチャットでの相談も許可する

今日では若者の電話嫌いが取り沙汰されていますが、精神的負担を減らすための取り組みが精神的負担になってはいけません。そこで電話だけでなくチャットも導入することにより相談のハードルをより下げることができるのではないかと考えました。ここで注意すべきはリアルタイムであることです。勇気を出して相談メールを送ったとしても数日後に返事がくるようではその間の女性の不安は増幅してしまうからです。

 

②女性だけの制度にしない

プライバシーに考慮した上でパートナーからの相談も受けるべきだと考えました。特に日本では妊娠や中絶を女性の問題と捉えがちですから、これを女性だけの問題にしないためにも任意でパートナーからの相談も受ける必要があると思いました。これが任意なのは相手の特定が難しい場合などを考えたからです。

 

 このように今の日本社会に合わせた形でドイツの妊娠葛藤相談のようなものを導入することで女性の精神的な負担をより減らすことができるのではないかと考えました。

 


 まあ、3パートに分けて長々と書きましたが多くの女性が自分の思うようにのびのび生きられる社会になればいいな、と考えているのです。

 

以上、思想強めにお送りしました。