20代の勉強力で人生の伸び代は決まる

こんばんは、103万円の壁が迫ってきていてアルバイトに行くことも減り、卒論にも追われて困っている松本実優です。

 

この間会社からの課題で「20代の勉強力で人生の伸び代は決まる」という本を読んでとてもおもしろかったので、その本の内容について書きたいと思います。

タイトルだけをみるととても真面目そうな本に感じますが、内容は自分の成長につなげるための要素が人、お金、組織、時間などさまざまなテーマでまとめられていました。一つの見出しにつき2ページという短い文章でまとめられているのに情報量はとても多いです。たくさんの見出しの中から私が特に記憶に残っていて、今後実践しようと思ったもの二つを取り上げます。一つ目は、仕事の内容ではなく、仕事をしている人を観るということです。"見る"と"観る"の違いは、外見を"見る"か仕事をしている人を"観る"か。仕事をしている人を"観る"ことで仕事の本質に接近できると書かれてありました。これはアルバイトをする上でも実践できるなと思いました。組織に馴染むためには仕事を早く覚えないといけないとばかり考えて仕事に没頭していても、覚えることに必死なだけでなにも充実していないし達成感もないと自分の経験から思いました。

もう一つはサインなしでも自分がやったとわかる仕事にすることです。雑用という仕事はなく、どの行為にもそれぞれ名前があると書かれてありました。どの作業にも何かしらの意味はあるし、何かをする上で雑用に含まれる作業をする人がいるからスムーズに進むこともあるということを感じました。ただの単純作業でも丁寧に、そして一工夫加えることによって周りの目に留まりやすいし、立場が上の人こそこういったことに気づきやすいからチャンスを掴みやすいなと思いました。なので社会人になったら頑張ろうと思いました。

今回この本を読んでいろいろ感じることはありましたが、今後経験を積んで立場が変わった時に読むと着眼点が変わっていたり、今納得できていることも違う考えを持っていたりするんだろうなと思い、また何年後かに読むのも面白いなと感じました。

白肌になりたい日本人

こんにちは。中西です。

今回は白肌について書きたいと思います。

 

少し前に話題になったジョンソンエンドジョンソンの美白化粧品が販売中止になったというニュースがありましたよね。たしかに差別につながってしまうこともあるかもしれません。そもそもなぜ女性は白肌を求めるのでしょうか?

 

結構前のブログで、江戸時代の美人についての記事を書きました。江戸時代から日本の白肌ブームがありました。白い肌こそが女性らしさを表現でき、好まれるものでした。

ですが1960年代、山や海に行って日焼けをした肌のほうが健康的で好印象だという時期がありました。化粧品会社も夏になると小麦色の肌を推奨するような時代があったそう。白い肌をわざわざ焼いていたらしい…リゾート地やビーチで肌を焼くということがスペック化しつつあったらしい。しかし、1980年代後半、オゾン層の破壊により地球上に降り注ぐ紫外線の有害性が指摘されるようになると、一転して化粧品会社は紫外線から肌を守る方向にシフトし始めるようになります。紫外線こそがシミやシワ、老化の大敵だとわかったからです。もし技術や研究の進歩せず、このことが発覚していなかったらまだ日本に小麦肌ブームがあったのでしょうか‥化粧品会社に乗せられてる感も無きにしも非ずと感じました。

肌の色から伝わる印象はどんなものですか?色白=外に出ていない=おしとやか、女性らいい、色黒=元気、よく遊ぶ、活発など…大体の方がこういった印象をもつのではないでしょうか。(ここでは黒人の方の話を挙げているのではありません、日本のギャルや某人気ダンスグループ等で見られる色黒のこと。)人の印象は見た目でほとんど決まるといわれていますが、パッと見たときに肌の色は強く印象に残るものだと思います。

日本で大流行中の”韓国風””中国風”のスタイルは白肌のものが多く、日本で流行っているメイクなども同じです。その中でも「ギャル」文化が根強く残っているのも、日本のちょっと変わった(?)文化だなと感じました。

ネットで買うか、店舗で買うか

最近は、店舗まで行かずネットで買い物を済ませている人が多いのではないでしょうか。私も、洋服などはZOZOTOWN などで購入することが多くなりました。現在、コロナウイルスが拡大している中ネットショッピングは非常に便利だと実感しています。

 

今日では、ちょっとした文房具から自転車にいたるまで、あらゆるものがウェブサイトで売られるようになっています。モノを取得する経験はオフラインとオンラインでははるかに異なります。

 

それでは、eコマースの長所と短所をいくつか紹介します。

消費者にとって、

24時間買い物できる、移動の必要がない、製品の選択肢が多い。

マーケターにとって、

世界が市場になる、ビジネスのコストが引き下げられる、専門化したビジネスが成功できる。

一方、安全性の欠如、詐欺、商品に触れられることができない。このような短所も存在します。

 

皆さんは、実際に店舗に行って商品を購入しますか?私は、ネットで購入することが多いです。一番は、店舗に足を運ばずにいくつもの商品をじっくり比較して購入できるところが便利だと思っています。しかし、実際に商品を見ていない分失敗することも多いです。ネットの場合は、情報に惑わされず慎重に商品を選ぶ必要があると実感しています。

 

 

コロナ下におけるエンタメの楽しみ方

こんにちは、松本沙希です。

 今回はコロナ下における舞台やミュージカルの楽しみ方について考えます。皆さんは舞台やミュージカルを観に行ったことはありますか?私は劇団四季のような有名な劇団から2.5次元のミュージカルまでいろいろ観に行きます。5月には某2.5次元ミュージカルのチケットも取っていたのですが、コロナの影響で中止になってしまいました。しかし、そこで運営が神対応をしてくださり過去の上演作品のYouTube配信がありました。私は一度会場で観たことのある演目だったのですが結構楽しかったです。でもやっぱり現地で観るのとは少し違います。現地の方がもっと楽しいです。同じ役者、同じセリフ、同じ動きなのになぜ感じ方が違うのでしょうか。

 

 これを考えていた時に去年授業で学んだ「アウラ」という言葉を思い出しました。アウラとは技術の発展によって芸術作品が複製出来るようになったことで、オリジナルの作品から失われる「今この瞬間」の権威のことです。要はこれまでコンサートでしか聞けなかった曲がCDの登場したことによりいつでも聞けるようになった(=一回性が失われた)的なことです。

 

 YouTube配信はアーカイブも残っており、一回性が失われているから心の底から楽しめなかったのかもしれません。では、このアウラを失わないようにwithコロナに対応するためにはどうしたらいいのでしょう。

 

 私なりに3つのアイデアを考えてみました。

①絶対に録画出来ないシステムを作る。

一回性が大切なら絶対に録画出来ないようにするのは効果的だと思うのですが、これはほぼ不可能でしょうね。お金もかかりますし。

②各座席に固定カメラを置いて抽選する。

舞台の一回性って席がどこかも大きいと思うのです。やっぱり前の方の席が当たれば嬉しいですし、私の席・視点だから見える演者の動きとかあると思います。それを味わうために各座席に固定カメラを置いて抽選するとかどうでしょう。めっちゃカメラ必要になるし難しいですかねぇ。

③抽選プレゼントを用意する。

私がよく行くミュージカルでは席によって抽選で生写真プレゼントとかあるんですけど、リモートでもこういうのがあれば面白いなと思いました。その公演を見たからこそもらえる特典なので一回性は演出出来るような気がします。

 

 いずれもコストかかりそうなので実現は難しいかもしれませんが、上手いことwithコロナしてエンタメも楽しみたいですね。

 

連投失礼しました。


《参考》

アウラ | 現代美術用語辞典ver.2.0

将棋界の師弟関係

こんにちは、松本沙希です。

 先日は藤井聡太さんが史上最年少で二冠を獲ったことがニュースになっていましたね。最近観る将になりつつあるのですごく嬉しかったです。ニュースでは師匠である杉本八段がよくゲスト出演して師弟エピソードを語っていましたが、私は藤井二冠の最年少タイトル獲得より将棋界の師弟関係が気になりました。

 

 将棋界はプロ棋士からの推薦がなければ奨励会というプロなるための機関に入ることが出来ません。つまり、プロ棋士に弟子入りしなければプロ棋士になれないのです。師匠は弟子をプロ棋士にするために指導をしますが、弟子がプロ棋士になるとその瞬間からライバルになります。ここが相撲や落語など他の業界と違う点だと思いました。相撲は引退した力士が師匠となるし、落語は芸事ですから明確に勝負をするものではありません。

 

 しかし将棋は、(師匠が現役なら)プロ棋士対プロ棋士としてバチバチに戦わなければならず、ときにはタイトルや昇段をかけて師弟対決をすることもあります。これは師匠にとっても弟子にとっても複雑な気がしますが、将棋界では弟子が師匠に勝つことを「恩返し」と言うそうです。すごい。

 

 ちなみに杉本八段は弟子であっても棋士として対等であるために月謝を取らないんだそうです。すごい。

 

 杉本八段と藤井二冠以外にも師弟共に現役プロ棋士のケースはよくありますが、それぞれにいろんなエピソードがあっていつも感銘を受けます。すごい。

 

 さっきからすごいすごい言っていますが、何がすごいと思ったかというと

①自分の経歴に奢ることなく、一回りも二回りも年下の弟子に対してリスペクトを忘れないこと。

②いずれ自分にとって脅威となりうる存在であっても、弟子の成長を願って指導できること。

③たとえ負けてもそれを「恩返し」として弟子の成長を喜べること。(これは人によるけど)

 

 これってすごく難しいことだと思います。私なら無理です。子供に対して対等にリスペクト出来ないし、ライバルなんて出来れば増やしたくないです。

 

 いろんなインタビューとか見ていると棋士の先生方って人として本当に立派な方ばかりだなと感じます。私もそんな人間になりたいです。

 

 それぞれの門下にいろんな素晴らしいエピソードがあるので良ければ調べてみてください。

中絶問題における女性の権利③

こんにちは、松本沙希です。

前回、前々回の続きです。今回はその妊娠葛藤相談を日本に応用する際のポイントについて考えてみます。

 

 日本とドイツでは社会や文化が全然違いますからドイツの施策をそのまま導入するわけにもいかず、少し形を変える必要があるように思います。ここでは私なりに考えた2つのアイデアを提案します。

 

①電話だけでなくチャットでの相談も許可する

今日では若者の電話嫌いが取り沙汰されていますが、精神的負担を減らすための取り組みが精神的負担になってはいけません。そこで電話だけでなくチャットも導入することにより相談のハードルをより下げることができるのではないかと考えました。ここで注意すべきはリアルタイムであることです。勇気を出して相談メールを送ったとしても数日後に返事がくるようではその間の女性の不安は増幅してしまうからです。

 

②女性だけの制度にしない

プライバシーに考慮した上でパートナーからの相談も受けるべきだと考えました。特に日本では妊娠や中絶を女性の問題と捉えがちですから、これを女性だけの問題にしないためにも任意でパートナーからの相談も受ける必要があると思いました。これが任意なのは相手の特定が難しい場合などを考えたからです。

 

 このように今の日本社会に合わせた形でドイツの妊娠葛藤相談のようなものを導入することで女性の精神的な負担をより減らすことができるのではないかと考えました。

 


 まあ、3パートに分けて長々と書きましたが多くの女性が自分の思うようにのびのび生きられる社会になればいいな、と考えているのです。

 

以上、思想強めにお送りしました。

中絶問題における女性の権利②

こんにちは、松本沙希です。

前回の続きです。今回は女性の精神的負担を減らすために海外で行われている取り組みを見ていきます。

 

 中絶による女性の精神的負担を減らすには中絶前後の手厚いケアが不可欠ですが、今回は中絶前の施策に絞って調べました。

 

 内閣府が発表している中絶実施率(15〜49歳女性人口1000に対する中絶件数)を諸外国と比較したデータを見てみると、日本の中絶実施率は7.4%(外国と比べてかなり低い)でしたが、ドイツはさらに少ない5.9%でした。そのためここではドイツの取り組みを参考にします。

 

 小椋(2007)によると、ドイツでは中絶を行う3日より前に医師以外の者による「妊娠葛藤相談」を受けることが法的に義務付けられているようです。これについていくつかの問題が指摘されていますが、ドイツでは日本のように中絶体験による苦渋や悲嘆の声、自傷行為や自殺への結びつきを告白するウェブサイトはほとんど見られず、このことからも妊娠葛藤相談が女性の精神的負担を減らしていると理解ができます。

 

 私がこの取り組みについていいなと思ったところが2つあります。

①相談が“法的”に義務付けられていること

これにより一人で悩む女性を減らせるのではないかと思いました。特に日本には「育児こそ女性の喜び」だと考えるアホが一定数いるので、社会の声に女性の権利が押し潰されないようにある程度の強制力を持たせることはむしろ効果的だと思います。

②「少なくとも3日前」に相談する必要があること

これにより相談をしてから手術するまで最低3日間の猶予があり、自分の決断についてもう一度考え直すことも出来るのがいいと思いました。この期間を設けることで自分の選択を後悔する女性が少しは減るのではないでしょうか。

 

 でもまあこれがいくら良い取り組みでもドイツのものをそのまま日本に持ってくるのは難しいと思うので、この妊娠葛藤相談を日本に上手く応用するにはどうすればいいのかも考えました。

 

次回に続きます。


《参考》

小椋宗一郎「ドイツにおける「妊娠葛藤相談」について–義務付けられた相談をめぐる諸問題」『生命倫理」』第17巻第1号、2007年、pp.207-215

内閣府「選択する未来–人口推計から見えてくる未来像–」2015年、pp.1-267